神経を取った歯が痛くなった
虫歯のために強い痛みを感じていた場合、神経を取ると、通常痛みは治まります。 しかし、神経を取ったのに歯が痛い・痛くなったというケースも存在します。
神経を取ったからといって、痛みがすべてなくなるとは限らないのです。
歯の神経を取っても痛みが出る理由
「歯の神経を取る」というときには、歯の真ん中を通る根管内の神経を除去することになります。 しかし、当然ながらそのまわりの組織には、神経が残っています。つまりその残った神経に炎症などで刺激が加われば、やはり「痛い」と感じてしまうのです。
神経のない歯が痛くなる原因
神経のない歯が痛くなる原因、それはその歯のまわりの組織を通る神経が、炎症などを刺激として知覚してしまうためです。主に以下のようなケースで、神経のない歯でも痛みが生じます。歯茎の腫れを伴うことも少なくありません。
歯が割れているケース
歯が割れるなどして細菌が侵入し、根の根で炎症を起こします。神経を抜いている歯は歯質がもろくなっているため、割れるリスクが高くなります。
根管治療が不十分だったケース
根管治療の洗浄や消毒が不十分であったり、密封しきれていなかったことで、根管内で細菌が繁殖し、歯の根で炎症を起こします。
噛み合わせが合っていないケース
噛み合わせの乱れによって偏った力が加わることで、歯茎で炎症が起こります。
歯周病が進行しているケース
歯周病が進行すると、歯周ポケットの奥深くまで炎症が広がり、痛みを伴うことがあります。
神経を取った歯が痛い場合の治療法
精密根管治療
視野を24倍にまで拡大できるマイクロスコープ、再感染のリスクを下げるラバーダム防湿を活用した、精密な根管治療です。複雑な形状をした根管を徹底的にきれいにした上で、被せ物を取り付けます。
歯周病治療
歯科医院でのプラークや歯石の除去、ご自宅でのセルフケアによる歯周病治療を行います。 名古屋RD歯科クリニックでは、殺菌水を用いた洗浄・歯石除去、痛みの少ないレーザーでの治療、歯茎が痩せてしまった部位への移植術にも対応しております。また、必要に応じてマイクロスコープを活用し、より精密な治療に努めています。
各治療の費用について
費用については、下記の「料金案内ページ」より、ご確認ください。